公共不動産データベースとは

このサイトについて

「公共不動産データベース」は、公共R不動産が運営する、公共不動産の情報プラットフォームサイトです。

自治体や公的団体などの「自治体会員」は、本サイトに保有する公共不動産情報を自ら簡単に登録でき、全国の登録会員へ情報発信することが可能です。
企業・団体・市民等の「民間会員」は、民間不動産と同じような形で気軽に物件検索・閲覧でき、登録した自治体へのダイレクトな問い合わせも可能です。

また公共不動産の活用に向けて、公共R不動産が培った組織内での研修やセミナーの実施、オンラインでの簡易なご相談、個別案件ごとのコンサルティング支援なども可能です。

自治体が持っている不動産を民間が活用するという、かつては想像し難かったことが実現するようになりました。そして使いたい公共不動産を探す民間も、公共不動産を使う民間を探す行政も、ともに増え続けています。

本サイトを通じて、公共不動産の情報があたりまえに流通するようになり、もっと気軽に公共不動産活用が進むことを目指しています。

そして公共不動産の活用が進み、地域で新たな事業が展開したり新たな活動が生み出されたり、自治体の財政面・人材面での課題が解決されたりするなど、都市や地域の再生に向けた公民連携の一翼を担うものであるとも考えています。

本サイトでは、民間の目線で閲覧・検索しやすいビジュアルを心がけました。

公共不動産情報にアプローチしたい民間にとって、自治体ごとに管理された公共不動産情報それぞれにアクセスして検索・閲覧するのは大変なことです。また活用に際して検討したい情報項目の記載がなかったり、写真等の判断材料が少なかったりなど、積極的な検討に進みにくい状況もありました。

本サイトなら、写真等でイメージをつかみ同一のフォーマットで閲覧ができます。物件カテゴリーやエリア、規模や築年、キーワードなどで検索をかけることも可能です。

民間に情報を届けたい自治体担当者にとっても、自治体のサイトに載せるなどの情報公開は進めているものの、他にも掲載された多くの情報に埋もれてしまったり、また関心のありそうな民間にどのような情報をどのように届ければよいか分かず試行錯誤したり、そんな悩ましい状況もありました。

本サイトなら、入力フォーマットに沿って、物件情報・写真・地図等を入力するだけで見やすいページが作成でき、活用に関心を持つ民間会員への情報発信が可能です。

本サイトにより、公共不動産の情報が気軽に登録・検索・閲覧でき、活用の検討がさらに円滑に進むようになることを望んでいます。

民間事業者の公募・サウンディングの情報発信にも活用されている民間運営の公共不動産情報プラットフォームは「公共不動産データベース」だけです。

公共不動産を取り扱う民間サイトはいくつかありますが、主に公有財産の譲渡処分に活用されているようです。

本サイトはこうした譲渡や賃貸という形だけでなく、自治体が行う民間事業者の公募やサウンディングなどの情報発信にも使われるなど、幅広いニーズで活用されています。

自治体によるサウンディングの数は年々増え続けています。時代や社会が変化する中で実施するサウンディングは、従来の民間事業者だけでなく、縁のなかった分野にもアンテナを広げ、新規のプレーヤーにも自ら積極的に当たることが大切になっています。

本サイトの民間会員は、いまなお増え続けていますが、不動産・建設系だけでなく、宿泊や飲食、教育・学習支援、医療・福祉、情報通信、学術研究など幅広い業種の方々に登録頂いています。会員の所在地に関わらず全国エリアに関心が向いており、人気の高い学校/廃校だけでなくその他の物件種別にも関心があります。

こうした点からも、本サイトはサウンディング情報の幅広い情報発信に向いていると言えるでしょう。

本サイトを通じた民間会員からの問い合わせをきっかけに、事業化に結びついた事例もあります。

岡山県津山市では、本サイトに登録した公共施設へ民間会員から問い合わせがあったことをきっかけに、公園の一部を活用するグランピング施設が誕生しました。詳しい経緯はこちらをご覧ください。

▶ファシリティマネジメントをハブとした公共不動産活用とは？
ー岡山県津山市役所川口義洋さんインタビュー

本サイトをプラットフォームとして、さらに民間と自治体のやり取りを活発にしてまいりましょう！

また、公共R不動産の連載『公共R不動産のプロジェクトスタディ』では、国内外で進んでいる公共空間活用の面白い事例を紹介しています。こちらも参考にしていただき、活用検討のヒントとなれば幸いです。

▶公共R不動産のプロジェクトスタディ